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「ゆり」は万葉集に名が記されるほど、古くから日本の文化と深く関わってきた植物です。食用ゆりとしての栽培は比較的新しく、北海道では大正時代に和田伊三郎という人物が、小鬼ゆりから選んで増殖栽培に取り組んだのが始まりとされています。栄養面では、カリウムの含量が高く、鉄、リン、カルシウムなども豊富。良質のでんぷんをたっぷり含んでおり、たんぱく質はじゃがいもの2倍、加熱によるビタミンCの損失が少ないのも特徴です。
また、グルコマンナンと呼ばれる食物繊維が豊富で、便秘や整腸に効果的、中国から伝わった当初は薬用として食されていたというのも、栄養価の高さがうかがえますね。
真狩村で栽培されているゆり根は「白銀」という品種。3年の手間ひまをかけて育てられるゆり根は春から秋まで、土の中で栄養をたっぷりと蓄え、冬は一旦、収穫しておがくずの中で休眠し、再び土に戻されます。花のつぼみを2度切ることで、地中の茎に栄養がゆきわたり、ぷっくりと太ったおいしいゆり根に育つのです。白く、りん片の一枚一枚がしっかり重なり合った、最上級の真狩産ゆり根は、生産量だけでなく、品質としても日本一を誇っています。
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